・平成26年10月19日
第57回秋季日本歯周病学会in神戸
秋季歯周病学会が神戸にて開催されました。
今回、弘岡先生がシンポジストとして招かれ、討論されました。
学会のテーマが温故知新ということで、スタンダード(よくありがちなケース)を今現在どのようなアプローチで治療を行うか、
その歴史的変貌を踏まえてお話しされました。
この業界では、スカンジナビアのアプローチと、アメリカのアプローチがよく対比されますが、現在ではその垣根はほとんどなくなったと
思われます。しかしながら、新しいマテリアルに対してより保守的(EBMを重んじる)傾向はスカンジナビアのほうが濃く残っています。
私個人の考え方としては、医療である以上はより慎重であることは大切であると思うのと同時に、結果として同じであれば、よりリスクの少ない
選択をするほうが有益だと思っています。
また、今回の特別講演として、コロンビア大学からPanos N. Papapanou先生が演題Exploring a pathobiology-based classification of
periodontitisということでご講演されました。
遺伝子、免疫レベルのお話で難解ではありましたが、 弘岡先生と大学院時代顔を合わせており、世界的に活躍されている先生のご講演を
直接聞け、感慨深い気持ちでした。
一通り勉強した後は、ご当地のおいしい食事をする、これも楽しもの一つです。
弘岡先生のシンポジウムを聞きに来た私を含む一行は、神戸ビーフを堪能するために移動しました。
しかし、折角の機会なので先生に症例相談を行う・・・皆さん集まってきて、結局これが一番楽しい。
スカンジナビアンの雄、弘岡先生から遠慮なく独占できるこの機会は実は一番勉強になります。
歯周病はもとより、インプラントのケースに対しても先進的なスカンジナビアンアプローチにどっぷり漬かれます!